• あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を晝と思って生きてくることができたの。あたしには最初から太陽なんかなかった。だから失う恐怖もないの。
    0 0 0 0 拷貝 二維碼 《白夜行》
《白夜行》[111句]